新たな写真商品開発に皮工芸!
写真を撮る仕事についてもう15年くらい。写真スタジオでアルバイトを経験し、大学卒業後に選んだ就職先は地元・三重県にある結婚式場の写真事業部。そこで5年ほど勤務し、個人事業主として独立して8年。法人化し社長になって2年が経ちました。
カメラマンって物珍しかったよね?
昔は「カメラマンしてます!」と話すと珍しがられていたように感じます。しかし、写真がデジタルになりカメラ好きが増えて世の中にカメラマンという存在がたくさん溢れるようになりました。さらにSNSが普及し、写真を撮ることや公開する頻度が格段に増えてカメラマンを珍しがることは無くなったのではないでしょうか。
写真+αに皮工芸品
そんな時代の流れもあり、写真を撮っているだけではダメだ。そう思い始めています。特別感や独自性を持ち、写真を使った何か新しい取り組みをしなければいけない。写真を撮っただけでお客様を満足させることができる時代は終わったと感じています。
撮影した写真をキーホルダーにして販売・プレゼントしている写真スタジオは多いと思うのですが、あのキーホルダーが全然可愛く思えない私。それでも大切な家族と写った写真をキーホルダーにして持ち歩くということは、とても素敵なことです。だからこそ、弊社が運営するphoto studio ouchiでもっと可愛く愛着が湧くキーホルダーを作れないかと考えていたところ、皮工芸品に着目しました。
新たな師匠は皮工芸職人
まず向かったのは、材料販売から教室まで行っている皮工芸品店。棚には数え切れないほどの種類の皮をはじめ、皮工芸品の制作に必要なものは全て揃っているくらい豊富な材料に感動!
早速、制作したいものを相談すると1時間で制作可能とのこと。皮工芸品の難しさや楽しさをほんの少し理解できた1時間でした。出来上がったキーホルダーはまだまだ稚拙なものだけど、練習すればなんとか見劣りしない程度までは完成度を上げることができそうです。
まずは私が習得し、社員へ指導できるように目指します。少し時間はかかってしまいますが、私たちが撮影した写真を皮のキーホルダーに入れて持ち歩いてくれる日を夢見て頑張りたいと思います。ある程度、形になってきたらお客様ご自身で色を決め、制作体験をしてもらうような体験プログラムへと昇華していくことも想定できるのではないでしょうか。
2024年も残すところあと半月。来年は40歳の年であり、photo studio ouchiの開業10周年の節目でもあります。そんな節目もただの通過点にしか過ぎません。日々、新しいことにチャレンジできる喜びに感謝しています。皮工芸40年以上にもなる師匠も見守ってくれるようです。
頑張るしか道はないですね。
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